Festina lente

気が向くままに、考えごとの適当な記録処。

ミュージカル封神演義が良すぎたという感想文記録(一回目観劇)

ミュージカル封神演義をできるだけ取りこぼしなく楽しむための 、個人的備忘録感想文です。初日ソワレ。
一回くらい、原作好きだし不安あるけど吉谷さんならそうそう変なことにはならないだろう気楽に見よう、というノリで言って落とし穴に落ちた。沼だった。その足でブルレイと舞台観れるだけチケット買いました。
原作至上主義アニメ未視聴組ですが、太公望の物語として脚本演出大勝利!!!最高だった、キャラ解釈のブレもむしろこれアリじゃねと開眼した、しあわせだった。
吉谷さんの演出推しなので、役者さん知ってる人いなかったけども、みんな上手い人ばかりでした。吉谷さんの解釈が好きすぎる。作家推しのノリで、吉谷さんの劇全部制覇…したい……うわごとですが……
以下、感想文。
一切の自重なく、テンション高くミュージカルも本家もネタバレ全開です。ご注意を。

 

 

まず全体的な脚本、演出から。あらすじはうろ覚え記録なんで、適宜修正予定。
妲己による紂王篭絡による殷が荒れているあらすじと太公望元始天尊に選ばれ、四不象と出会い羌族の墓で自分の思いを見つめ直す。そこからOP、かな?(うろ覚え
申公豹との出会い→殷に潜入、琵琶になった王貴人をもって殷に潜入するが、失敗→蠆盆→哪吒の親子喧嘩仲裁→楊戩との出会い→武吉との出会い、逮捕→姫昌と対面→姫昌に招かれ西岐へ→聞仲帰還→黄飛虎の妹・嫁が自殺→紂王と対峙後、出奔→追手が差し向けられる、天化登場→四聖との戦い→聞仲との戦い、完、という感じです。この場面展開の量、ほんとめっちゃ詰め込みだな!!!?なお、メインとは別に背景で哪吒の特訓シーン描いたりしているし場面切替でちょいちょい妲己ちゃんや申公豹の語りが入る。
大胆に削ってるが、「太公望成長物語」に主軸をとすると大勝利脚本だと思います。王貴人や雷震子を削ってるのでファンの人としては悲しいかもしれない。あと、太子の下りも削っているので、左手の吹っ飛ぶ話は消えるかも。ただ、「色んな人が太公望を助けなきゃと引き込まれ、殷を救済していく」という殷救済物語をサブとし、外側から見た太公より「主人公としての太公望」に重きを置いていると考えれば、わかるんですよね、その削り方。後で吉谷さんの対談インタも読みましたが、「原作に忠実にするんですが、少しヒロイックなところに持っていく」「『こいつがヒーローなんだ』っていう風には見せていきたい」と語っているので。
インタビュー:(https://theatertainment.jp/japanese-play/20600/
今後もそうなるんじゃないかな、そこが合わない人は厳しいかもしれない。あえてここで削ってくるということは、今後もそういうシーンは削るという意思表示だとも思っているので。だって続き物でしょ…アンダーステイいてこの裏方の人数多くてこのレベル高い役者でしょ……絶対今回は投資要素高いよね……ボルステが大きいだろうけど、へたみゅとかで予算が吉谷さんに流れるようになったんじゃないかな、すごくうれしい。
太公望のいない、外まわりを描いた封神演義」はまた別途見たいところではありますね。外伝とかで。チャリチャリお布施続ければワンチャンある????
まだ長いけども以下は各シーンについて!圧倒されて引き込まれ過ぎて結局うろ覚えすぎるので。各キャラ語り混じりつつ。

OPで、「本」を持った彼らが中国の歴史を語るとこ最高でした。それぞれの持ち方や対峙の仕方を次は確認したい。
1巻最初のシーンを思い出す引き込み。初日だからか、おそらく最も歌うまの聞仲が聞き取りにくく、ただひたすらに圧倒されるだけで初見で引き込むにはちょっと物足りなかった。絶対それだけの実力ある方なので、次回期待したい、ちゃんと聞き取りたい。だって中盤以降ソロ…すごかった……
スープーは見た時は「お、大きなぬいぐるみ方式か再現度高いぬいぐるみだな」だったのに、セリフ聞いた瞬間、四不象がそこにいた、驚くほどの再現率。
太公望がちょっと若いな、ジャンプ第一話王道主人公型(※原作も1話以降数話は、太公望が思考も表情も若い。ジャンプセオリーどおりで、後から少しずつ軌道修正されるやつ。でも太公望は読み直してみたら思っていたよりも理想主義者の若さ結構最後まで保ってたな老成イメージ強すぎたと思いました)だな、原作沿いだけど後半の老成した理想主義者太公望見たいな~と思ったけども、スープーの掛け合いが良すぎて。てか、もしかして、原作通りに「若さが見えるジャンプ型主人公風味→ふじりゅーテイスト出てきてつかみどころのない理想主義で頑固で理想が熟しきった主人公」の流れが…見れるのか……???神だな????
スープーと太公望の!二人セットのブロマイドがほしいです~!!!!!
あ、元始天尊の影演出良かったです。このあたりはフジリューの「影や形で誰かわかるシルエット」が生きてる、あれとても好きなんだ。他にも今後出るであろうキャラの影演出良かった。
妲己ちゃんはまじ妲己ちゃんだった。テンプテーションかかった。もう私はしもべでしかない。「太公望などとるに足らない微生物」すごく良い。
魅力的過ぎて「はあああ妲己ちゃあああん♡♡」状態だったので…次はもうちょっと…理性を保ちたい……声めっちゃ聞き取りやすくてすごく良かった。メインで女性一人だけ出るでるだけある、すごい。全然知らない方で調べたら元AKBで、「ミュージカル経験ほぼなしでこの歌と演技力???!」てなったのでもっと妲己ちゃんが見たいです。最近推しの愛希れいか様(次回東宝エリザWキャスト主演)を思い出した…あとはがち歌うま勢と共演してほしいソロで歌い挙げてほしいけど、妲己ちゃんは歌い上げる系ではないからな…でも最後の…あの悪女にして聖母の妲己ちゃんを…美しく歌い上げてほしい…これだけ上手いと期待値があがる……ダンスの動きもほんと良すぎててかもう、センス捌きが!!!扇子で!!!しばかれたいです!!!!
しかし、申公豹も上手かった…キャラ解釈としては、もうちょっと不気味路線のほうが好きで今回は愉快犯路線だった。黒点虎いないからツッコミないと不気味路線だとちょっと物語介入度合い薄れるから愉快犯路線なのかな~とは友人談。その可能性が高いような気がする。
ちょっとずれるだけで、このキャラ解釈も良かった、愉快犯で道化な申公豹~すき!!!動き方が不気味で良かった…ぐにゃぐにゃしてた…どういうからだしてるの……「ライバルと認定します」も可愛かった、可愛すぎたのでもうちょっと怖くてもいいけどそんな可愛いのを見たいからどっちも見たい(強欲
いや、最初キャラちょっとずれるなと思ったくせに、きっちり一本通したキャラ解釈ぶつけられてしまい、ほいほいされました。雷公鞭使うのめっちゃかっこいい~!!!あと妲己ちゃんとちょいちょい一緒に出てきて狂言回ししてくれるのめっちゃ可愛い。
ただの感想になった。えっと、申公豹がどの時点で「女媧の話をしてるのか」、今回の時点であるのか、ちょっと確認したい。「歴史の道標」。要確認事項。

王宮に侵入する下りも王貴人との話は飛ばして、しかし何があったかなんとなくわかる仕様。しかし今思い出すと火竜鏢を手に入れるシーンがあった、はず…ちゃんと見る……てか火竜鏢は手に入れたはずなんだよね、四聖との戦いでつかうから。

(追記:ちゃんと手に入れてました、あっという間に倒した割にいい感じの武器落としていったぞって言ってた)
武成王との出会いシーンはとばしてるから、後で助けに来るシーンがちょっと唐突感はあるかな。でも、たぶんそこは演技力でカバーできる範囲だと思うので、次に期待してます。正直、原作を読み直して考え直したから唐突だったかな?と思う程度で蠆盆、残虐さが…良かったです…ブルズさんが最高……
個人的に東宝より宝塚のほうに軍配あがるのは民衆シーンで、それは組の生徒の人数で描き切るからなんですけど、それと同じ現象だった。たくさんの声、嘆き、最高…変な意味では、なく!!!悲劇に圧倒される。
しかし、これ……もっとやれるな?????今回のブルズさん、相当レベル高いぽいので、まだ期待したい、そこだけで泣いてしまうような悲痛さを、期待したい。だって、このシーンを太公望は引きずり続けるのだもの。
胡喜媚ちゃんを出さない代わりに、太公望の策で埋められたのは影武者で、紂王の傍には本物の妲己ちゃんがいた、という改変はありですね!!!太公望の策に妲己ちゃんが勝つ。太公望に勝ってほしいところももちろんあるけど、橋本さんの「まだ青い太公望」としてなのであり、だと思いました。
ここで、味方を作りにいく、の太公望がとても好きなので。もっとちゃんと、見たい。演技がとかではなく、それまでの悲劇に圧倒されて放心してしまったので、味わいきれなかったのがとても悔しいのです。申公豹も。

まだ前半たどり着かないな…息切れしてきたぞ……???

哪吒の話は軽やかにギャグに丁寧に。それまでがおなか一杯にがんがんオーケストラで鳴らしてきたぶん、人数が減って、見やすく、かつコミカルに。
ギャグやってる太公望が「あ、太公望が!!いる!!!にょほほほ言ってる!!!」て感じで、シリアスより好きかもしれない笑 あれを具現化できるとは俳優さんすごい。
殷氏がまさかの紂王の人だったので笑、思いきりギャグになったしな!!!!しかし、それでいてさすがの演技力過ぎて、最後の母子愛のシーンではしんみりと泣かされたが…だ、だまされないぞと思いつつすごかった。
妊娠云々のあたりは原作ギャグではなかったはずなんですが…めっちゃギャグだった…これへたみゅで見覚えがある……演技力高いブルズ女性を起用しても良いような気もしたんですが。これ、最初から狙ってなのか、その場のノリなのかとても気になる笑 出番とセリフ的に少なめだから、最初からかなあ?吉谷さんなら、「やれそう」ってノリでやってそうな気もするなあ。
「母上を殺そうとした」とかあの哪吒の静かで少しかすれつつもぶっきらぼうでありつつちゃんと気遣っている声色が最高でございました(一息
そして、泣く。良いシーンだった……
太乙真人はもうちょっとカメラ目線ネタとか欲しい気もするんだけど、あの軽薄でのらりくらりとした感じはやっぱりよかった。声が軽薄!!小ネタ仕込むのは…しょ、初日だったからなこれ…完成度高い。

楊戩とのシーンは…妲己ちゃん可愛すぎて…いや、しかし楊戩変身してるので!!!もっとぶりぶりでもいいかもしれない!?ぶりぶりな妲己ちゃんが!!!見たい!!(ただの要望
確かここだった?と思うんだけども、妲己VS太公望~!のプロレスネタ(これ、へたみゅでも見たな)。これ、妲己コールしていいの!?いや、コールはライブじゃないからしないけど、拍手くらいあり!!!?て思いました、初日であったまってないからな、次はできるか様子見しよう。
そのあと太公望に焦点あたるから、手を鳴らすにはちょっと間が悪いかもしれないし。

そして、楊戩はただのイケメンだった。しかしうざいイケメンだった笑 そういや、後でパンフみて気づいたけど、黒バスの火神の人だった。黒バスはDVD見せてもらったことある、めっちゃ動き回るのにすごい上手いなこのひと!って思ったんだった。
が、見たときはまったく気づかず。演技力高すぎて。
妲己ちゃんのふりをしつつでも見た目楊戩、のあのシーン、すごく好きだったから次もがん見する。試験のやつも、とても好きな話なので再現してくれて嬉しい。

そして酒地肉林。姫昌さん良かった……後でネタバレされるんだけど笑、天化の人なんだよな全然わからなかった。静かな演技、好きです。武吉とぶつかるシーンも、すごい良いんだよ…そういや人肉ハンバーグはなかったと思うのだけど、要確認です。

(追記:すみません、ありました。武吉&太公望、聞仲&飛虎、の二人ずつのシーンで飛虎が聞仲に語ってました、ハンバーグにして食わせた…)
武吉は、とても武吉で。武吉でしかなかった(語彙力
なお、雷震子の話はざっくり削られてます。見たかったなーとは思うんだけど、「姫昌の息子」として「殷から周への物語」としては絶対必須なんだけども、「太公望成長物語」としては確かに削れるんだよな…しかし思いつかったので脚本家さんすごい。
と、ここ削るなら、三部作にするのかもな、雷震子大活躍の魔家四将編削って、などと思ったりしつつ。天化の傷問題さえクリアできれば、趙公明編も大幅カットかもしれぬ。
と、物語構成好きとしてはそのあたりの妄想もしました(大体どうやって削るか、今後の展開は夜通し友人と語った結果です)
と、太子の話削られたことは最初に語ってるので良いとして。個人的に、ここの申公豹最高に好きだったので残念ではあるんですけど…ここの芯が通った申公豹の美学…好きなんだよな…どこかで、独自の美学貫く申公豹観たいです。愉悦系申公豹がまじめになる瞬間が!見たい!!
聞仲が一瞬出る、はお話通りだけども、土行孫の話はとばされてしまった。ってことはやっぱり蝉玉ちゃんとばされるのかな…この二人最高に好きなんだけどな…このあたりは不明ですね、趙公明編うまく編集すれば端折れる…かもしれない。正直、封神演義自体に思い入れがあるので、うまく削る方法を思いつかないのですが。
武成王との再会、元に戻った紂王、の下りは次の黄飛虎の妻の自殺の話とつなげられてて、うまいな~脚本…ってなりました(確か。たぶん)
武吉とのシーンはね、あの、フクロウのふりして助けにする数コマに時間かけてギャグやって…最高だな!!!って思いました。時間足りないのにぎゅっぎゅと詰め込んでるくせにこの緩急付けたギャグが!!大好きなんです。
ほーほーやってるスープーの中の人めっちゃ大変そう、まじで大変。そしてかわいそう~みたいなノリで話しかける太公望最高。ほんとここのギャグ好きです、引き伸ばされそう笑
ちゃんとギャグやりつつ、姫昌の気を引いてシリアスめ、の緩急も良くて。これくらいのしたたかな太公望がとても好きなんだよ…すきだった…

そして、姫昌と再会。すごく好きなシーンです。賢者と賢者の、出会い。魚がかかる。

さて、ここからなんだけども!!盛り上がりは!!終わらない!!!!
紂王と黄飛虎の対峙シーンとか、天化と黄飛虎再会とか、飛虎飛虎言ってる聞仲とか(連載当時は気づかなかったが飛虎好きすぎるだろう)、知略に長けた妲己ちゃんとか。
そもそも四聖編が…最高だったのです……

というわけで、飛虎と聞仲のあれこれ。仲良しですね!!!読んでた学生当時、この二人の萌えは気づいてなかったわ、成長したおねしょただ(ひどい感想
長生きしている聞仲が「兄貴ぶる飛虎」に安らぎを覚えるところ…こう、やばいよね…そのあとのソロが最高なぶん、落差が。ソロの悲壮感と殷への忠誠心がやばい。ビブラートで大気が震える。圧倒されてぶわあああっと記憶がとんだ。つらい。背中がぞわぞわして圧倒されてハッと気づいたら終わってたつらい。
好きです。
さりげなく、ブルズさんの女性陣の飛虎嫁役の方も麗しく上手く、妹役も可憐で格好良く、良かったです……武吉母もだけど、演技うまいね…衣装はブルズのままにするりと頭に入り込んで引き込まれたままだった……
女性同士で楽しく、の軽やかでえげつないシーンも最高だったです。色気。
紂王と飛虎の対決シーンもよかったです、殺陣すき!です!比較的奥行ある舞台だとは思うけれど、しかし武器大きいからなあ、大変だよあれ振り回すの。格好いい。ほんと、紂王さまー!!!!ってなる。もちろん、妲己強化済みではあるけれど、それ以上に「ああ、紂王って文武両道の名君だったんだ」と思いだした。
そして、このシーンの妲己ちゃん、聞仲焚き付ける妲己ちゃん、どれも…好き……家臣になる……生かさず殺さずされる……

飛虎への追手と天化。
天化いいですね!!くわえてると喋りにくいですよねお疲れ様です。口癖も良かった、私にとっての天化の良さってあの軽やかさとまっすぐなところなのだけど、動きが軽やかでしなやかな殺陣なんだよなー!!!好きだった。剣をマイクに見立てたアレも、すごく好き、これぞミュージカル!!!って感じや、もっと吼えて良いのよ。
頭くしゃくしゃは…父子再会は……もうなんていうか……昇天した。
身長差!!!最高ですね!!!原作は飛虎が背が高いのでもっと身長差あるけど、いやあ十分です、ちょっと手前に飛虎が立ってるのかな?ちょうどよかった素晴らしすぎた好きです。

四聖も良かった。ここは何といっても演出が神。津波はやっぱり布でやりますよねですよね~~~!!!!好きです。
吉谷さんの布を使った演出が好きすぎて好き。
ここで、酒に代わるときに色が!!桃色に!!変わる!!!最高!!!津波の布演出は想定内だけども、これは想像してなかった最高です!!ここで酔拳使う太公望が見られるのも最高です、ギャグだけどちゃんと強い!!よき!!
そんで高友乾がさらっと回復して「ずるい!!」っていうのも好き。
李興覇と哪吒の戦いも好きだし、王魔と楊戩も良い。動きがキレッキレ。目がおいきれなくて楊森の動きがわかっていなかったので、ここは絶対確認したい。
ここ、ほんと演出が…神で…大事なことなので何度もうわごとのように言う……各シーンを並行して舞台の中で切り取ってやるの大好き。
上手、下手、後ろで並行して戦う。その中で、高低差と手前を利用して聞仲を焚き付ける申公豹。は~~~~好き。好き。
宝具での派手な戦いが、縦横無尽に描かれることで迫力が増してた好き。
聞仲降臨は、ほんとに…あ、でももっとこの聞仲さんなら迫力出せるな???っていう気持ちもあったので、こちらもひれ伏すような迫力を期待したい。
圧倒的強さが歌唱力で示される良さ。良き。
それまでの宝具演出が良かったのだけれど、ここでまさにクライマックスというような怒涛の戦いが、音楽に乗って。映像の印象が強すぎて音はがんがんと頭の中で響き続けるから…もうちょっとちゃんと音を確認したいところです。次の課題は音楽です、この難しい曲調…入り…へたみゅのtakさんか……?と思ってパンフみたらやっぱりtakさんだったので、好き!!ってなりました。
しかし、ほんと曲調難しいと思うんですよね。裏拍子とか短調?とか。時々音はまってなかったもの、ミュージカルとして成り立つように、聞き取りやすいセリフ重視で歌ってくださったせいもあると思うけれども。
ヘタミュGWを思い出します。えげつない!!
と、難しくてちょっと頭に残りにくいかな?とも思いました。まあ、私が圧倒され過ぎて残らなかったのかもしれないです。わかりやすく鼻歌できる曲があればいいな~最後の中国の歴史を語る、歌がとても好きです。
最初と最後を繋げる、歌。好きです。

なお、今回、その場でできる限りの追いチケをしたんですが、あの、その原因が…ダブルコールの最後に本をその場に置くっていう……うわあああああってなりましたよね、なりますよね!!!
最初に「封神演義」の本を開き、物語が始まり。そうして、「歴史の道標」の本が、最後に。舞台に。
す!!!き!!!!
あああ、これで最後に「史実では、太公望は斉の始祖となるが実際には違うよね」というアレが……絡んで来たら……私は死んでしまう……
物語の中の物語という構図だとか、高低差と奥行での同軸場所が違う話を並行して進行するとか、違う時点の話だけどシンクロする話を並行して同時にセリフを言わせるとかそういう演出がたいっへんすきなんだけども大体やってくれるから吉谷さんの演出が本当に、好きです。

あと、感想あさってるなかで、「何もないところをライトが照らしてるけどこれは女媧?」みたいなツイを見かけたので、ちゃんと確認したい。
各キャラごとの感想でもしようかと思ってましたが、いい加減長文なので諦めます。すでにちょいちょい語ってるし…

どうしようかな、誘ってもらったし、吉谷さんなら大外れはしないだろう、くらいの軽い気持ちで観に行ってゾンビと化したので、ぜひ原作ファンでキャラ解釈が違うパターンも受け入れられる人は観に行ってほしい。もちろん、舞台化のために見やすい演出にしたりキャラがいなくなったり端折ることも多いと思うのだけど、それでも軸足はきっちりしてた。そこを愛せるなら、きっと大丈夫です。
布教活動が、したい。


なお、ブロマイド系はあまりほぼ買ってないんですが、場面切り取り写真ほしいんですよね。宝塚で売ってるようなやつ。なんでにごじのブロマイドって、専用で写真撮ったやつなんです?いや、それも素敵なんですけども。彼らの役になり、乗り移った皆様が見たい。宝塚的に場面切り取り写真売らない?
要望に書いておこう、あと妲己太公望の2ショットがほしいです。切に。

 

これだけ好きにならされてしまったのに、まだこれ初日…まだ成長する…怖い…ちょっと「もうちょっとこうだったらいいな」などとおこがましいこと思ってたりもするけれど、だって初日でこれなら期待しちゃうんですよ!!!

次が楽しみです、全力で楽しむ。

し、インタでちゃんと「続き物」明言してくれたので、最短で三部作。役者さんの日程抑え考えて想定三部作、長いと五部作かな~楽しみ。

次はチケット戦線やばい可能性があるので、ちょっとどきどきしながら次回作も楽しみにしつつ、まずは目の前の!!舞台を楽しみます~!!